• NPO法人【亘理いちごっこ】は東日本大震災後、罹災された方たちへの食事提供、地域内外の交流の場づくりを目的に立ち上がりました

ニュース&トピックス

2019年11月30日ニュース&トピックス TOPに戻る

≪まるもり炊出しレストラン フライデーNews≫

炊出しレストランにボランティア参加してくださった方からのメッセージです。
 ありがとうございます。現場に入ったからこそ聞かせていただける言葉。被災されたみなさんが、あたたかな食とあたたかな思いで少しの間でもほっと一息つくことができたらと活動していきます。

11/8から毎週金曜日、亘理いちごっこさんと東北開墾塾の協働で、丸森町金山にて炊き出しを始めたとのこと。
その手伝いに伺いました!
まずは、炊き出しの食材準備。
ひたすら、たくさんの人参と白菜を切っていました。

16:00より、丸森町へ移動。
日が暮れる手前で、少し町の様子が見えました。
稲刈り後の藁が、氾濫した川によって田畑や道に流れ、その片付けにも追われていること。
浸水被害で、まだ一階部分に住めず、二階で生活している方も多いことを知りました。


途中通った、金山小学校。
学校自体も1メートル以上の浸水被害に遭い、先週までは校庭が災害ごみの仮置き場となっていたそうです。登校できるよう、12月中に校庭の整備を進めるそうです。

炊き出し場所に着き、準備。


今回は、中華スープ、いかと野菜の煮物(亘理いちごっこより)、甘酒(山口県旭酒造様から提供の獺祭甘酒)、タピオカ入りプリン(地域のタピオカ屋さんより)。
17:00過ぎより住民の方々が、徒歩や車で大きなお盆や買い物かご、鍋を持参して途切れずいらっしゃいます。

「この前のカレー美味しかったよー」
「甘酒、身体あったまるねー」
「今日は、ほんと寒いから夜も何度も目が覚めてね。トイレは一階だから、二階から降りなきゃならないの。一階は暮らせないから、お母さん足悪いから不便でね」
「うちは仮設できても行かないの。犬がいるから、家で生活するんだ」

バタバタとスープを注ぎながら、住民さんが話される様々な情報を間接的に聞いていました。中には、家の泥ふきの雑巾がないと話される方もいて、寄付された雑巾を選んでもらい、持ち帰られる方もいました。

「次はいつ?来週ね。また来るね」と話され、帰る住民さんが多く、ここで温かいものが食べられることにほっとしたり、少しおしゃべりできることを楽しみにされたり…炊き出しの役割もたくさんあることを感じました。

そして、今はあっという間に東京です。
できるならば、もっと滞在したかった…
また来月伺うために、力を蓄えます。

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